1972年3月、スプリンタークーペ「SL」、「SR」に対し、よりスポーティなホットモデルとして登場した。
当時、スプリンタークーペには「普通」のモデルも存在したため、グレードでの区別を超えた、あくまで高性能バージョンとして用意されたサブネームが「トレノ」であった。
搭載エンジンは、上位車種であるセリカ1600GTから移植された2T-G型1.6L DOHCエンジンが搭載された。
正確に言えば、レギュラーガソリン仕様の2T-GR型 (110ps) とハイオクガソリン仕様の2T-G型 (115ps) が設定されていた。
外観上の特徴として、当モデルと姉妹車のレビンには、トヨタ製の市販乗用車として唯一のオーバーフェンダーを装備している。
レビンともども、いわゆる旧車趣味における人気車種の一つであり、現在でもこのモデルはイベントでもトヨタ車中、最多の参加台数となることが多いようである